冬に舞い落ちる雪は美しいですね。
私が子供の頃、東京に住んでいて、雪が降ることはあまりなかったので、雪が積もると大はしゃぎして雪だるまを作って遊んでいました。
しかし、東北出身の友達と「雪」について話していると、「雪が積もる地域に住んでいる人は多くの雪の種類を知っている」と知り、驚きました。
雪には本当にたくさんの種類があるのです。
そこで今回は「雪の種類と名前」を一覧で紹介しようと思います！
また、子供に付けたい「雪が付く名前」もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
雪の種類と名前一覧
雪の種類は「降る時期」「降り方」「積もり方」で分類できます。
それぞれの種類や呼び方を見ていきましょう！
雪の種類 降る時期で変わる名前一覧
- 初雪（はつゆき）: 夏を過ぎて初めて降る雪
- 早雪（そうせつ）: 例年の初雪の時期より早く降る雪
- 初冠雪（はつかんせつ）: 夏を過ぎて初めて山を白く染める雪
- 終雪（しゅうせつ）、涅槃雪（ねはんゆき）: 春に降る最後の雪
- 名残雪（なごりゆき）: 春近くに降る雪
- 残雪（ざんせつ）、去年の雪（こぞのゆき）: 春になっても融けずに残る雪
- 根雪（ねゆき）: 長期間積もって残る雪
- 万年雪（まんねんゆき）: 標高の高い山岳地帯にある一年中溶けない雪
- 太平雪（たびらゆき）、だんびら雪: 春に降る大きな雪
- 春の雪（はるのゆき）: 春に降る雪
- 雪消し雪（ゆきけしゆき）: 雪の季節の終わりに降る雪
- 八朔の雪（はっさくのゆき）: 8月1日に降る雪の比喩
- 三白（さんぱく）: 正月三が日に降る雪
- 雲雀殺（ひばりころし）: 春に降る大雪
雪の種類 降り方や状態で変わる名前一覧
- 細雪（ささめゆき）: 細やかにまばらに降る雪
- 粉雪（こなゆき）、小米雪（こごめゆき）: 粉のようにさらさらとした細かい雪
- 粒雪（つぶゆき）: 粒状の雪
- 灰雪（はいゆき）: 灰のように舞う雪
- 牡丹雪（ぼたんゆき）、花びら雪（はなびらゆき）: 雪の結晶が集まった大きな雪
- 綿雪（わたゆき）、餅雪（もちゆき）: 綿や餅のようにふわふわした雪
- 泡雪、淡雪、沫雪（あわゆき）: ふわふわで柔らかい雪
- 玉雪（たまゆき）: 丸い形の雪
- べた雪、濡れ雪: 水分が多い雪
- 水雪（みずゆき）: べた雪より水分が多い雪
- にわか雪: 一時的に降る雪
- 斑雪（まだらゆき）、はだれ雪: まだらに降る雪
- 風花（かざばな）: 風に舞う雪
- 霰（あられ）: 直径5mm未満の氷の粒
- 雹（ひょう）: 直径5mm以上の氷の粒
雪の種類 積もり方で変わる名前
- 新雪（しんせつ）: 積もりたての雪
- こしまり雪: 数日経った雪
- しまり雪: さらに締まった雪
- 粗目雪（ざらめゆき）: 融けて固まった粗い雪
- 霜粗目雪（しもざらめゆき）: 霜が混じったざらめ雪
- 堅雪（かたゆき）: 凍りついた雪
- 氷雪（こおりゆき）: 氷のように固まった雪
- どか雪: 短時間に一気に積もる雪
- 衾雪（ふすまゆき）: 一面に積もった雪
- 雪持（ゆきもち）: 枝や葉に積もった雪
- 綿帽子雪（わたぼうしゆき）: 木に積もった雪
- 松の雪（まつのゆき）: 松の木に積もった雪
- 撓雪（しおりゆき）: 木や枝をたゆませる雪
- 友待つ雪（ともまつゆき）: 次の雪が降るまで残る雪
- 吹雪（ふぶき）: 強風に吹かれる雪
- 垂り雪（しずりゆき）: 屋根や枝から落ちる雪
雪の種類 その他色々な名前一覧
- 銀世界（ぎんせかい）、銀雪（ぎんせつ）、雪化粧（ゆきけしょう）: 美しく降り積もった雪
- 白雪（しらゆき、しろゆき、はくせつ）: 真っ白で美しい雪
- 雪花、雪華（せっか）: 雪の結晶
- 深雪（みゆき）: 深く積もった美しい雪
- 小雪（こゆき）: 少しだけ降る雪
- 瑞雪（ずいせつ）: おめでたいとされる雪
- 雪崩（なだれ）: 山に積もった雪が崩れる現象
- 雪明り（ゆきあかり）: 雪の反射で薄明るい状態
赤ちゃんの名前で雪がつくものは？
最後に、子供に付けたい「雪がつく名前」を紹介します。
男の子の名前
- 雪真（せっしん）
- 雪大（ゆきひろ）
- 雪彦（ゆきひこ）
- 雪央（ゆきお）
- 雪介（ゆきすけ）
- 雪貴（ゆきたか）
- 雪仁（ゆきひと）
- 雪志（ゆきし）
- 雪輝（ゆうき）
- 雪郎（ゆきろう）
女の子の名前
- 雪菜（ゆきな）
- 雪美（ゆきみ）
- 雪香（ゆきか）
- 雪花（ゆきか）
- 雪乃（ゆきの）
- 雪穂（ゆきほ）
- 雪恵（ゆきえ）
- 雪彩（ゆきあ）
- 雪里（ゆきり）
- 雪愛（ゆきあ）
雪の種類と名前を一覧で紹介！降り方や積もり方で分類まとめ
雪は降り方や積もり方、雪の状態によって多くの種類に分けられます。
同じ雪でもこれだけ多くの呼び名があるのは、日本ならではの四季の自然を楽しむ文化の表れかもしれませんね。
