冷凍庫のドアが開けっぱなしになってしまったとき、食材やアイスが無事かどうか、食中毒のリスク、対処法、そして電気代について詳しく解説します。
冷凍庫が開けっぱなしになっていることに気づくと、まず心配になるのは中の「肉や魚、アイスなどが食べられるか、食中毒の危険はないか」ということですよね。
結論としては、
- 基本的に全て廃棄するのが安全
- 食中毒のリスクはその時の状況次第
ということです。
心配なら廃棄するのが安心です。
この記事では、食べる場合の注意点、冷凍庫が開けっぱなしになった後の対処方法、電気代についても紹介します。
冷凍庫が開けっぱなしだった場合の食材やアイスの安全性は?
冷凍庫のドアが少しでも開いていると内部の温度は急上昇し、食材が解凍され始めます。
開けっぱなしの時間が半日、1日、数時間であれ、ほとんどの食材は半解凍~解凍された状態になっていると考えられます。
冷凍庫内の食材やアイスは、
- 肉や魚:腐っている可能性が高いため、捨てるべき
- アイス:完全に液体になっていなければ再冷凍は可能だが、味は落ちる
- 冷凍食品:再冷凍すると品質が低下し、美味しくなくなる
ため、基本的には全て廃棄、または匂いを嗅いで平気そうならよく加熱してすぐに食べることをおすすめします。
一般的に、冷凍食品は一度半解凍~解凍されると再冷凍は推奨されていません。
少しでも心配なら、もったいなくても全部処分した方が安心です。
もし食材を捨てるのが惜しくて再冷凍することにした場合、購入した新しいものと混ざらないよう注意してください。
冷凍庫のドアが開けっぱなしだった場合の食中毒のリスク
冷凍庫のドアが開けっぱなしになり、中の食材を当日中に食べる場合、食中毒のリスクは、
- 食中毒になるかもしれないし、ならないかもしれない
と言えます。
冷凍庫が開けっぱなしになっていた期間、季節、食材、個人の体調によって、食中毒のリスクは変わります。特に夏場は短時間で食材が腐敗しやすく、食中毒の危険が高まります。
どうしても食べたい場合は、
- 匂いを嗅いで異臭がしないか確認する
- よく加熱する
- 食べるときに少量を口に入れ、変な味がしたらすぐに吐き出す
など、十分注意してください。
冷凍庫が開けっぱなしだった後の対処法
冷凍庫が開けっぱなしになると、大量の水滴や霜が発生します。
水滴は拭き取るだけで良いですが、霜は溶かしてから取り除く必要があります。
霜や水滴が付いている場合は、
1. 電源を切って霜を溶かしてから拭き取る
2. 冷却装置やコンプレッサーを冷凍庫内部から取り外して霜を溶かしてから拭き取る
3. 冷凍庫の電源を入れて正常に動作するか確認する
といった手順を踏んでください。作業時には床に新聞紙や布、タオルなどを敷くと床が濡れません。
見える部分だけを拭いてもコンプレッサーに霜が付いていると冷却効率が落ちるので、必ず確認してください。
冷凍庫の電気代について
冷凍庫のドアが開けっぱなしでも、
- 1時間で約18.60円
- 12時間で約180円
と、思ったより電気代は高くなりません。
しかし、電気代よりも中の食材が全てダメになる方がコストがかかります。
半日程度の開けっぱなしなら電気代はあまり高くなりませんが、数日間続くと電気代も上がるので、旅行中は特に注意してください。
まとめ
冷凍庫のドアが開けっぱなしになった場合、食材やアイスは基本的に全て廃棄するのが安全です。
食中毒のリスクは状況次第であり、心配なら廃棄するのが一番安心です。
それでも食べる場合は、
- 匂いを嗅いで異臭がないか確認する
- よく加熱する
- 少量を試しに食べて異味がしたら吐き出す
など、注意して食べるようにしてください。
半解凍~解凍されたものを再冷凍すると品質が低下するため、当日中にしっかり加熱して食べる方が良いです。
冷凍庫がいっぱいで閉めきれない場合は、冷凍庫単体での購入も検討してみてください。