「住む」と「棲む」の語義の違い
【住む】人々が日々を過ごす場所
【棲む】動物が生活する場所
「住む」と「棲む」は、どちらも「すむ」と発音されますが、意味内容が異なる言葉です。
「住む」は、人が特定の場所で日常の生活を営むことを指します。
この言葉が動物に使われることもありますが、その際は動物を人間のように表現していることが多いです。
「棲む」は、動物が特定の場所に定住している状態を示します。
この言葉が人間に使われる場合、その人が非常に自然体で生きているか、あるいは非常に原始的な生活をしているという意味合いが込められています。
「住む」の使用例:
アパートに住む、東京に住む、鬼が住むとされる場所
「棲む」の使用例:
森に棲む動物、水辺に棲む鳥、ひっそりと山奥に隠れ棲む